夕暮れ時「車のライト」いつ点ける?歩行者が見えなくなる“蒸発現象”…日没早まり注意すべきポイントは
横断歩道「右から左」に渡る人の事故が多い理由
また、車のライトにはこんな特徴も… 杉本記者: 「まっすぐに車のライトは壁を照らしていますけど、右の方が斜めにちょっと角度が落ちている」 権名津さん: 「下がっている」 車のヘッドライトが対向車にまぶしくないよう、右側の照射範囲が狭くなっています。
去年、県内で夜間に発生した横断中の歩行者の事故のうち、歩行者の進行方向が「左から右」は26件なのに対し、「右から左」は40件とおよそ1.5倍多く、ライトの性質などもふまえ、特に“右からの歩行者や自転車”に注意する必要があります。
【スタジオ】 松岡キャスター: 感覚で使っていた車のライトも、特性を知って使用していく必要がありますね。 杉本記者: 走行中の基本は「ハイビーム」です。前方に車や歩行者がいない時は「ハイビーム」、いる時は「ロービーム」としっかりライトを使い分けて下さい。
また、ライトを点けていても注意するポイントがあるんです。横断歩道を右から左へ歩行者が渡っています。 自分の車と対向車のライトが交差した瞬間、歩行者の上半身が見えづらくなりました。これは『蒸発現象』といって、夜間のほか、雨が降っている時にも発生しやすいとされています。
ドライバーは、「ライトを点けているから」と安心せず、しっかり左右を確認するなどより注意深い運転を、また、歩行者は明るい服装や反射材で自分を見えやすくして、特に道路を横断する時は左右の確認をお願いします。