鍋物を彩る名脇役 春菊の収穫最盛期 生でも食べられる風味の良さ/岡山・真庭市
鍋料理に欠かせない冬の味覚、春菊の収穫が県内有数の産地、岡山県真庭市で最盛期を迎えている。 【写真】みずみずしい「大葉春菊」
同市には落合と北房地域の二つの産地があり、約30戸で栽培。葉に切れ込みが少なく分厚い「大葉春菊」を作っており、ハウスの中には青々とした葉が広がる。
まにわ落合野菜生産組合春菊部会の太田春彦部会長(71)は今月から収穫を開始。秋の気温が高く、管理に苦労したものの順調に育ち、例年通り上々の品質に仕上がったという。
大葉春菊は苦みが少なく風味の良さから、生でも食べられる。太田部会長は「鍋物を彩る名脇役。葉が柔らかくて食べやすく、おひたしにしてもおいしい」とPRする。
同市からは来年3月まで、計約11トンがJAを通して岡山市の市場に出荷される。
津山朝日新聞社