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三菱航空機、わずか1年で再び4646億円の債務超過…スペースジェット開発遅れ

配信

読売新聞オンライン

 国産ジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」を開発中の三菱航空機が1日開示した2020年3月期決算は、最終損益が5269億円の赤字(前期は23億円の黒字)となり、4646億円の債務超過に陥った。スペースジェットの開発遅れにより、親会社の三菱重工業が巨額の減損処理を行ったためだ。  三菱重工は2月、スペースジェットについて「20年半ば」を予定していた納入を21年度以降に延期すると発表。三菱航空機の資産価値を、投資の回収が見込めないとして圧縮した。この結果、三菱航空機の資産は前期の約4300億円から約180億円に減少した。一方、開発費が膨らんだことから負債額は約4800億円となり、負債が資産を上回る債務超過となった。  三菱航空機は17年3月期にも債務超過に陥ったが、三菱重工から2200億円の財務支援を受け、19年3月期に解消していた。わずか1年で債務超過状態に戻った。  6度目の延期を受け、今年6月には約2000人の従業員を半減するなど、開発体制の大幅縮小も発表している。三菱航空機は「債務超過が開発に支障を及ぼすことはない」と説明し、今後も三菱重工から支援を受けながら開発を続けるとしている。

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