強盗殺人罪などの男 控訴審が結審 SNSで知り会った女性を殺害・鹿児島地裁は無期懲役の判決 鹿児島
鹿児島テレビ
SNSで知り会った鹿児島県鹿屋市の女性を殺害して車を奪ったなどとして、鹿児島地裁で無期懲役の判決を受けた男の控訴審が5日、結審し、弁護側は殺意はなかったとして一審の破棄を求めました。 強盗殺人と死体遺棄などの罪に問われている、住所不定、無職の田畑悠也被告は2020年9月、SNSで知り合った鹿屋市の当時35歳の会社員の女性の首にシートベルトを巻きつけ殺害し、女性の軽自動車を奪ったなどとされています。 一審では田畑被告の殺意の有無が争われましたが、鹿児島地裁は殺意を認定し、無期懲役の判決を言い渡しました。 福岡高裁宮崎支部では11月から控訴審が始まり、検察側は田畑被告と女性が乗った車の目撃者の通報履歴などから、田畑被告が女性を締め付けた時間が短く、首にシートベルトを巻き付ける以外では死亡しないとして、田畑被告に殺意があったとしています。 これに対して弁護側は「検察側が主張する締め付けの時間は正確ではなく、シートベルトが首にかかっていなくても死亡しうる時間だ」として、殺意はなかったと主張しています。 裁判は5日結審し、判決は1月23日に言い渡されます。
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