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感染拡大から不安、差別に…寸劇で「思いやりある学校」学ぶ 沖縄の中学校

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沖縄タイムス

 沖縄県宜野座村の宜野座中学校(伊波寿光校長)で14日、21日の学校再開(分散登校)に向けた2年生の登校日があり、3クラスの生徒約90人が学校生活で心掛ける新型コロナウイルス感染予防について学んだ。教材は、教員が役者に扮(ふん)して自主的に制作した寸劇の動画。手洗いの基本などを紹介した後、教員が「誰が感染してもおかしくないウイルス。病気にかかった人への差別がない思いやりのある学校、社会にしていこう」と呼び掛けた。  生徒たちは4月6日の始業式以来の顔合わせ。マスク姿で登校後、体育館に集まり、距離を空けて座った。  動画では、校内に置かれる次亜塩素酸水の細かい霧が出る消毒装置や、ふたの裏に殺菌シートが貼られたトイレの使い方について解説。授業が終わるたびに実践してほしい手洗いの仕方や、給食時の素早い配膳とマスクの着用確認を呼び掛けた。  制作したのは、2年生の担任教諭ら7人。生徒たちにありがちな「悪い例」と「良い例」を交互に演じながら、効果音とともに「○」や「×」の表示を掲げて生徒にも親しみやすくした。  学年主任の金城登紀子教諭は「感染を恐れてマイナス思考になっている人がいるなら、一度気持ちをほぐしたかった。休校中にテレビなどで見ている感染予防法を学校生活に置き換えてイメージしてくれたら」と期待を込めた。  動画の後は金城教諭が、感染が広がると人の心に不安が生まれ、やがて疑心暗鬼や差別につながっていく恐れのある「負の連鎖」について説明。体調が優れないことを言い出せなかったり、感染者やその家族が肩身の狭い思いをしたりしないよう、みんなが支え合う世界にしようと呼び掛けた。  石川あかりさん(13)は「病気が広がると差別が生まれるというところが印象的だった。もし周りの誰かが調子が悪いようだったら、保健室に連れて行ってあげたい」と感想を話した。

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