【阪神】佐藤輝明、5日伝統の一戦で“甲子園デビュー”巨人は「一番の敵」
阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)が5日、伝統の一戦での“甲子園デビュー”に胸を躍らせた。「今までとは違う雰囲気だと思いますし、しっかりその雰囲気を楽しんで、ファンのみなさんの前で良いプレーができるように頑張りたいと思います」と、活躍を誓った。 1枚の絵から物語は始まった。仁川学院高1年時。甲子園でファンの声援を全身に浴びる絵を描いた。しかし、3年夏は県大会の1回戦敗退と、夢舞台とは無縁だった。近大時代にはリーグ戦、今年のオープン戦でも聖地でのプレーを経験したが、いよいよプロでの甲子園伝説が幕開けする。 ここまで、ドラフト制後、セ・リーグの新人初の開幕2カード連続本塁打を放った一方、12球団ワーストの16三振。4日の中日戦(京セラD)は初めてスタメンから外れるなど、9打席連続無安打と苦しむが、力強いフルスイングは貫いている。巨人サンチェス相手に6日の先発復帰は確実だ。 チームは巨人に昨季8勝16敗で、9年連続負け越し中。「一番の敵だと思いますし、上に行くためには勝たなければいけない相手。しっかり自分のプレーに集中して、チームの勝ちに貢献したいです」と目をギラつかせた。(森脇 瑠香)
報知新聞社