初詣に向け準備、新年の縁起物に“お魂入れ” 長野市の善光寺で正月授与品の開眼法要
国宝・善光寺本堂(長野市)で4日、開運招福や家内安全、商売繁盛を願う正月の授与品の開眼法要があった。僧侶らが読経し、だるまや守護矢、来年の干支(えと)「巳(み)」の置物など約100種類の縁起物に善光寺如来の御利益を授かる「お魂(たましい)入れ」を実施。14日午後から、境内の授与品所と善光寺のオンラインショップで頒布を始める。 【写真】青くライトアップされた善光寺
授与品所の職員を含む約20人が本堂内々陣で法要を実施。若麻績享則(わかおみたかのり)・寺務総長は、2027年開催が決定した次期御開帳も念頭に、来年を「世情の平和を見据えたスタートの年にしたい」と話した。
善光寺は新型コロナ感染を防ぐ分散参拝を念頭に、頒布の開始を例年より若干前倒しした。大みそかから三が日にかけて約50万人の参拝客を見込んでおり、「余裕を持って縁起物を授かりに来てほしい」と呼びかけている。