【九州場所】豊昇龍〝激変〟の要因 音羽山親方「今まで通りではダメだと…」
〝変身〟の要因は？ 大相撲九州場所14日目（23日、福岡国際センター）、大関豊昇龍（25＝立浪）が関脇霧島（28＝音羽山）を豪快につり出して完勝。自己最多の13勝目をマークした。千秋楽は1敗同士で並ぶ大関琴桜（佐渡ヶ嶽）との直接対決。この日の取組後は「相星決戦？ いいんじゃないですか。僕はあんまり、そういうのは気にしてないんで」と気持ちを引き締めた。 先場所は8勝7敗で千秋楽に勝ち越し。今場所は別人のような快進撃を見せている。NHKの大相撲中継で解説を務めた音羽山親方（元横綱鶴竜）は「本人の中で今まで通りの相撲ではもうダメだなと強く思えたのでは。自分の相撲を変えないと、前に攻める相撲を取らなきゃという意識に変わったんじゃないですか。本場所前の稽古を見ていても、頭で当たって前に攻める相撲が目立っていた。意識が変わったことによって結果になっている。もともと動きの良さ、反応の良さ、投げの強さがある」と分析した。 その上で、千秋楽の相星決戦については「どちらが強い気持ちで臨んでいけるかが出る」と精神面をポイントに挙げた。
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