中野麟太朗は暫定首位で最終日へ 連日の日没サスペで残り32ホール
◇アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 3日目(5日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7217yd(パー70) 【画像】晴れていればこんな富士山が望めるのに… 持ち越しとなっていた第2ラウンドに続き、予選カットを経て第3ラウンドを実施。競技は連日の日没サスペンデッドとなり、予選を通過した63人全員がホールアウトできなかった。 単独首位で決勝ラウンドに進んだ中野麟太朗は、前半5番のパーパットを残したところで中断に入った。4ホールを終えて1つ伸ばし、後続に2打差をつける通算8アンダー暫定首位。優勝のかかる最終日は32ホールの長丁場の戦いとなる。 中野は「あんまりまだ、そんなに自信はない…。ショートゲームは安定しているほうかと思うけど、最高の調子ではないです」と“マスターズ切符”争奪戦に向けて、控えめだ。ただ、4月に今週と同じ御殿場コース開催の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」に出たことで「どういうミスが出るのかよく分かっている。その経験は生きていると思います。明日は30ホール以上回ることになるので、今日はしっかり休みたい」と話した。 国別最多の10人が出場する日本勢は全員が予選を通過した。暫定順位は、3アンダー9位から出た丸尾怜央は通算4アンダー8位、2年ぶり出場の隅内雅人は通算3アンダー10位。 小林翔音、福住修、松井琳空海が通算2アンダー12位、本大志が通算1アンダー17位。古瀬幸一朗が通算2オーバー24位、豊島豊と佐藤快斗が通算7オーバー49位。 本大会の優勝者は2025年の「マスターズ」と「全英オープン」の出場権を獲得。日本勢は過去に松山英樹(2010、11年)、金谷拓実(18年)、中島啓太(21年)が優勝をあげている。 <日本勢の暫定成績>※()内は消化ホール数 1/-8/中野麟太朗(4H) 4T/-4/丸尾怜央(7H)、 10T/-3/隅内雅人(10H) 12T/-2/小林翔音(9H)、福住修(7H)、松井琳空海(6H) 17T/-1/本大志(8H) 24T/+2/古瀬幸一朗(9H) 49T/+7/豊島豊(8H)、佐藤快斗(5H)