藤波朱理のインタビューに絶賛の声「王者の風格」「凛としてめちゃかっこいい」「応援したくなる」圧倒的強さ以外にも魅力
「パリ五輪・レスリング女子53キロ級・準決勝」(7日、シャンドマルズ・アリーナ) 【写真】衝撃的強さ やつれ切った中国選手との差がスゴい「息も切れてない」藤波朱理 五輪初出場の藤波朱理は、東京五輪の銀メダリストで中国・龐倩玉に何もさせず、10-0の圧勝で決勝に進出。圧倒的な強さだけで無く、準決勝後のインタビューにも大きな注目が集まった。 「ここまでしっかり勝てたので。オリンピックチャンピオンになるために私はここに来たので。自分のレスリングをして世界チャンピオンに…あっ、間違えた。オリンピックチャンピオンになりたいと思います」 NHKの中継内で放送されたインタビュー。時おり笑みを浮かべ「いっぱいの観客席だったりとか。この雰囲気はなかなか味わえないと思うので。目に焼き付けようと思って、パワーをもらって、試合に臨もうと思ってました」と藤波。初出場の五輪、満員のスタンドから送られる大歓声は選手によってプレッシャーへと変わりかねないが、藤波はしっかりと前を見て「パワーをもらって」と言い切った。 「私はオリンピックチャンピオンになるためにやってきた。明日も注目して下さい」と凛としたたたずまいで力を込めた藤波。この姿にネットでは「王者の風格」「めっちゃかっこいい」「インタビューもハキハキと気持ちのいい受け答えで、とても応援したくなる選手ですね」「藤波選手、なんで20歳であんなに頼もしいんだろな。注目してください!って力強くインタビュー答えてて、元気もらう」「気合入りまくっている」と絶賛の声が集まった。 準決勝は開始1分30秒でバックを取り、2点を先取。組み手争いで圧力をかけると、2分10秒で相手を崩して再びバックを取り2点を追加した。その後も鋭いタックルで相手のバランスを崩すなど、次々と2点を追加。圧倒的な強さで、公式戦136勝となった。 息を切らすことすらなかった圧勝劇。そして人柄がにじんだような勝利者インタビューだった。