〈「TEGOSHI BEAUTY SALON」全店閉店へ〉手越祐也「店舗拡大」と豪語していたが…従業員半数が去った“ブラック経営”
5月16日、手越祐也(34)が経営する美容サロン「TEGOSHI BEAUTY SALON」が全店閉店に向け調整を進めていることが報じられた。同社HPによると5月末にはすべての店舗を閉店するという。 【画像】従業員に送られた“出向”メール 「僕が手掛ける事業第1弾」と息巻いていたはずの手越に一体何があったのか。経営悪化の実態をスクープした「 週刊文春 」の記事を公開する。(初出:週刊文春 2022年3月3日号 年齢・肩書き等は公開時のまま) ◆◆◆ 〈僕が手掛ける事業第1弾として10月に美容サロンがオープンします!〉 一昨年10月、華々しく開店した手越祐也(34)の「TEGOSHI BEAUTY SALON(以下、T社)」だったが……。 T社は脱毛美容サロンだ。当初は手越の気合も十分でオープン直前に決起集会も開催。従業員が語る。 「ホテルの宴会場でフレンチのコースが出て驚いた。手越さんは『21年中に21店舗まで広げます!』と豪語していましたね」 当初はファンが殺到。神楽坂店はひと月、3000万円も売り上げた。しかし――。 「なぜか別の会社の店舗で働かされるのです」(同前) その会社とは美容サロンを経営するエストラボ(以下、E社)だ。E社はローランドなど著名人にノウハウを提供、手越にも同様だ。
手越は代表でも役員でもない
「開店前の研修もE社の運営する店舗。最初はそういうものかと思いました。でもその後、何度も『人手不足』を理由にE社の店舗に回された。T社に就職したのに……」(別の従業員) そこでE社に「おかしいのでは」と言うと、T社の代表から〈辞令〉メールが届き、出向という形でE社での仕事を命じられたという。 実は手越はT社の代表でも役員でもない。奈良市在住の女性が代表だが、 「姿を見たことも無い。実質的に『代表』を務めるのはE社社長の父で、複数の美容会社を経営するAさんです。T社の役員に名前はないのですが、従業員の面接もAさんが担当」(同前) 従業員管理もE社が担うが、そこでも問題が。昨年1月、家族がコロナに感染し、濃厚接触者となった従業員が言う。 「E社に保健所の指示に従うよう言われ、自宅待機すると、22万円の給与が約8万円に減らされていた。そこで休業支援金の申請をしようとE社に書類記載を頼んでも、なぜか『休めと指示していない』と拒否された。書いてもらう交渉に1年かかりました」