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29年間愛され続ける伝説の焼肉店『ゆうじ』の魅力を改めて紐解いてみた

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『ゆうじ』は、食トレンドが頻繁に入れ替わる街のひとつ、渋谷で29年間愛され続ける老舗焼肉店だ。 立ち込める煙の向こうに目をこらせば、揺るぎなき“焼肉の原点”がそこにあった。 硬派に「生涯焼肉ひとすじ」を貫く店主の樋口裕師さんの金言から、『ゆうじ』が愛される理由を紐解いてみた。

愛される理由①誰に対しても『平等』に接する

多くの有名人や料理人が訪れる、言わずと知れた焼肉の“聖地„だが『ゆうじ』の前ではみな平等。 イマドキの人気店が高級食材を使おうがワインを豊富に揃えようが「よそはよそ、自分は自分」という我が道を貫く。 「肉をどれだけ美味しく食べてもらうかを考え、今日以上の明日を目指す。それを毎日必死に繰り返すだけ」。 営業中は常にベストの状態の肉を提供するために、笑顔で対応や過剰な接客はない。その潔い姿勢が客を惹きつけるのだ。

愛される理由➁自分の仕事に『嘘』をつかない

『ゆうじ』の肉を食べれば「細やかな仕事なくして美味しい焼肉はなし」と実感。 適当な肉を使用し、味の濃いタレに絡めたり、何種類ものつけだれを添えて出すなどの小手先のごまかしは絶対にしない。仕入れは付き合いの長い信頼できる肉屋から。 筋切りなどの下処理はもちろん、脂の量や肉の厚みによって下味や塩分量を変えるのも「焼肉屋の仕事として当たり前のことをしているだけ」。 その実直さが多くの人から『ゆうじ』が支持され続ける理由だ。

愛される理由③『王道』を貫き続ける

1枚1枚店員によって焼かれる焼肉店が増えている中、29年間変わらずに「自分のために自分で焼き、自分で楽しむ」という焼肉の原点を守り続けてきた。 名物風景でもある煙についても「肉を焼いたら煙が出るのは当たり前。無煙ロースターのおかげで焼肉が普及したということは間違いないと思いますが昔ながらの焼肉のスタイルを変えるつもりはないです」。 王道を貫き、焼肉の正道を突き進み続ける変わらない姿を皆求めるのだ。

愛される理由④『遊び心』を忘れない

『ゆうじ』の真骨頂はおまかせコースにあり、と言われることも多いが「おまかせコースを食べたお客さんも最終的には基本メニューに戻ることが多い」。 理由は、通えば通うほど自分で食べたい肉を自由に選び、組み立てる楽しさを実感できるからだ。 「よく来てくれるお客さんに自分で釣ってきた魚を出すこともあります(笑)」。 マニュアル主義とは逆を行く自由度の高さ。自分なりの楽しみ方を見つけられるのも『ゆうじ』に通い続けたくなる理由だ。

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