ロッテ史上最強! 伝説の三塁手5人(5)日本一の立役者となった“シリーズ男”
球史を振り返れば、どの球団にもポジションの代名詞と言える名選手がいるものだ。強いチームには、必ず確固たる地位を築くレギュラー選手の存在がある。今回は、ポジション毎に球団を支えてきた偉大な選手たちを紹介する。(千葉ロッテマリーンズ・三塁手編) 【表】パ・リーグ最強打者ランキングトップ10の移り変わり
日本一の立役者となった“シリーズ男”
今江敏晃・年晶(いまえとしあき) 投打:右投右打 身長/体重:180センチ/89キロ 生年月日:1983年8月26日 経歴:PL学園高 ドラフト:2001年ドラフト3巡目 〇ベストナイン:1回(2005年) 〇ゴールデングラブ賞:4回(2005-08年) 〇オールスターゲーム出場:2回(2006、13年) 〇ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場:1回(2006年) ※チーム在籍時のみ。楽天時代にオールスター1回出場。 積極的にスイングを仕掛け、広角に安打を打ち分けた今江。大舞台に滅法強く、日本シリーズMVPを2回(2005、10年)獲得した。高卒4年目の2005年にサードのポジションを奪取。レギュラーシーズンでは主に下位を打ったが、打率.310、71打点の好成績でベストナインとゴールデングラブ賞をW受賞。ポストシーズンでも強烈な存在感を示し、日本シリーズ記録となる打率.667(15打数10安打)と驚異的な数字を残して31年ぶり日本一の立役者となった。さらに、10年にはキャリアハイの打率.331、176安打、77打点をマーク。迎えた日本シリーズでは、打率.444(27打数12安打)とまたも打棒を爆発させ、「史上最大の下剋上」と呼ばれたリーグ3位からの日本一を達成。2000年代中盤~10年代中盤までレギュラーの座は譲らず、攻守に渡ってチームを支えた。 チーム在籍時の通算成績は、1411試合出場、打率.264、1424安打、93本塁打、637 打点、30盗塁となっている。
ベースボールチャンネル編集部