50年の時を超えてタイムカプセル開封 当時の片平小児童 8日まで公民館に展示 福島県郡山市
福島県郡山市の片平小児童が50年前に思い出の品を納めたタイムカプセルの開封式は24日、当時の校舎があった片平中で行われた。当時の全校児童約400人がつづった作文や両親の似顔絵などが見つかり、参加した卒業生が半世紀前の学校生活に思いを巡らせた。 片平小創立150周年記念事業の一環として、同窓会とPTAでつくる実行委員会が企画した。タイムカプセルは100周年事業として、片平中敷地内に納めていた。 卒業生ら約100人が集まり、自身の作品などを探しながら思い出話に花を咲かせた。当時5年生だった渡辺さゆりさん(61)は冬休みの宿題や絵画、100メートル走で上位入賞した賞状など自身の品を見つけた。「50年の時を超えて、頑張っていた時の証しが見つかり、うれしい」と笑顔を見せた。 橋本直行実行委員長(68)は「時間の流れを感じる。この時を待っていた皆さんに喜んでもらえて良かった」と話した。 埋蔵品は片平公民館に8日まで展示し、収めた本人には返却している。期間中に返却できなかった場合は破棄となる。
(郡山版)