センバツ高校野球 東海大相模・門馬監督が優勝報告 「ギリギリの中で粘れた」 /神奈川
第93回選抜高校野球大会で優勝した東海大相模の門馬敬治監督が6日、毎日新聞横浜支局を訪れ、10年ぶり3回目の春の全国制覇を報告した。 東海大相模は5戦で17得点3失点とエース石田隼都投手(3年)を中心とした堅い守りで接戦を制し、優勝を果たした。門馬監督は「ギリギリの中で戦った。なんとか粘れた」と大会を振り返った。コロナ禍での開催については「最後までできたことが選手たちにとって財産。観客が入り、スピーカーからアルプスの音も聞こえて励みになった」と話した。 決勝を終えた当日もバットを振る選手がいるなど、チームは10日に開幕する県高校野球春季大会に向けて休みなく練習を重ねている。急性胃腸炎のため大阪市内の病院に入院していた大塚瑠晏(るあん)主将(同)は5日に退院したという。 門馬監督は今後に向け「神奈川を勝ち抜くことは容易ではない。甲子園は素晴らしい場所だと感じた。戻れるように、また一から頑張る」と話した。【宮島麻実】