【EASL開幕】勝利と経験を追い求める広島ドラゴンフライズ、朝山正悟ヘッドコーチ「難しいからこそチャレンジできる」
「この大会を勝ち抜くことでクラブが発展していく」
広島の代表取締役社長を務める浦伸嘉は、広島を本拠地に置くプロバスケットボールチームだからこその発信をする機会とEASLを位置付け、その期待をこう語る。「Bリーグができて8年目、2026年の『B.革新』を節目に大きく変わろうとしていますが、まだまだ発展途上です。日本一になって、その称号を引っ下げてチャレンジできるのは重要ですが、我々はバスケはもちろん、バスケを超えた活動もやっています。広島は国際平和文化都市であり、バスケを頑張るのはもちろん、広島にあることが非常に重要なポイントだと思っています」 EASLに参加することで、チームはもちろんクラブとしてもステップアップしなければいけないと浦社長は言う。「この間もフィリピンの会議に出たのですが、そこで東アジアのチーム、地域の方々とコミュニケーションが取れることが非常に重要だと感じました」 「今後、バスケのマーケットはまだまだ広がっていきます。試合をするだけではなく、テクノロジーの進化によって交流も深まっていくと思います。そのためにはコミュニケーションが取れて、現地の人たちと話をして調整していけるかどうかがすごく大事です。また、Bリーグではないレギュレーションの興行をやっていくことも当たり前にしていきたい。異なる大会をやることで我々の興行のレベルも上がっていきますから、それはB.PREMIERであったり我々の計画している新アリーナに必ず生きてきます」 クラブの様々な取り組みを広く発信するチャンス。それは試合だけには留まらない。「広島は『SLAM DUNK』の聖地でもあります。映画『THE FIRST SLAM DUNK』も広島が舞台で、ファンは多いのにアジアの方々はほとんど知らないんですよね。そのあたりもこのタイミングでしっかりお伝えしたいですし、それと同時にBリーグのファン・ブースターの方々にも、EASLという大会の魅力、この大会を勝ち抜くことでクラブが大きく発展していくことを伝えていきたいです」