大坂なおみ 全豪OP2年ぶり決勝進出、強敵セリーナに貫録のストレート勝ち<女子テニス>
全豪オープン
テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は18日、女子シングルス準決勝が行われ、第3シードの大坂なおみが第10シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)を6-3,6-4のストレートで破り、2019年以来2年ぶり2度目の決勝進出を果たした。 【大坂なおみら全豪OP対戦表】 この試合の第1セット、緊張感の見える大坂はダブルフォルトを犯すなど第1ゲームでブレークを許す苦しい立ち上がり。それでも、リターンゲームではセリーナの強烈なサービスに押されるもストローク戦を制し第4ゲームでブレークバックに成功。その後はミスが増えるセリーナを攻め立て第6ゲームで再びブレークし先行する。 第2セットでは、序盤で主導権を握った大坂がミスを連発するセリーナから第1ゲームでブレークに成功。その後も時速193キロのサービスエースを放つ大坂だったが、第8ゲームでは痛恨のダブルフォルトでセリーナにブレークバックを許す。しかし、直後の第9ゲームではバックハンドウィナーを決めるなどでブレークし再びリードを奪い、セリーナとの4度目の激突を制し、通算対戦成績を3勝1敗とした。 2019年以来2年ぶり2度目の全豪オープン制覇をかけ、大坂は第22シードのJ・ブレイディ(アメリカ)と第25シードのK・ムチョバ(チェコ)のどちらかと顔を合わせる。 一方、敗れた39歳のセリーナは2017年以来4年ぶり8度目の大会タイトル獲得を狙っていたが、準決勝で姿を消すこととなった。