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【体験談】離婚ではなく家庭内別居を選んだ夫婦

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ハルメクWEB

同じ家で別々に暮らし一人のよさも味わう

家庭内別居の体験談を紹介します。金銭問題で離婚できなかった夫婦の、家庭内別居での暮らし方とは?

夫婦としてとっくに終わっている関係

もともとは離婚するつもりだったのだが、家賃問題があって家を出ていくことができず、そのまま家庭内別居に踏み切った女性がいる。夫とはほとんど顔を合わせない。夫は「妻の反乱」と受け止めているようだが、彼女自身はもっと深刻に捉えているようだ。 「家庭内別居を始めて2年。夫は妻がストレスをためて反乱を起こしているだけだと受け止めているようですが、私としては『夫婦関係は終わっている』と思っています」 厳しい口調でそう言うのは、北関東に住むキヨコさん(54歳)だ。4歳年上の夫とは結婚26年になる。一人娘は8年前に関西の大学へ行き、そのまま就職した。 その頃から夫婦としては終わっている、もっといえば娘が小さい頃から、いや、結婚当初から情が通い合わなかったのかもしれないと、キヨコさんの記憶はどんどんさかのぼっていく。

失恋後の「できちゃった結婚」。夫と居ると息苦しい

「私がいけないんですけどね。当時、大失恋をしまして、それを慰めてくれたのが当時、友だちづきあいをしていた夫だった。そのまま関係をもって妊娠。だからできちゃった婚なんですよ。娘には言えなかったから恋愛していて、あなたができたから婚姻届を出したとずっと言ってきましたが」 最初からしっくりいかなかった。夫もまた、そんな妻の気持ちを察していたのかもしれない。最低限の生活費は入れたが、若いころは家庭を顧みずに仕事と遊びに明け暮れていたようだ。 「私もすぐに仕事復帰しました。子どものめんどうは夫の母が見てくれて。今も同じ敷地の別棟に義母がいます。この義母がいるから私は離婚できなかったとも言えますね」 義母は現在83歳。別棟に一人で暮らし、趣味でカラオケをしたり家庭菜園に夢中になったり。息子の妻には愚痴一つ、意見一つ言ったことがないという。 「夫はどこか他人の気持ちに興味がないわかろうとしない人なんです。家では無口なんですが、外ではけっこう明るいみたいですね。昔、夫の会社の人に会って夫が宴会部長だと聞き、ひっくり返りそうになったことがあります」 娘がいなければ会話は成り立たない。その娘が大学入学で家を出ていってから、夫とどれだけ言葉を交わしたか、ろくに記憶もないとキヨコさんは言う。 「夫といるとなんだか息苦しさを覚えて。大きな家ではありませんが、2階もあるから私は2階で寝るようになりました。そのうち、なんだかこんなふうに暮らしているのは時間のムダではないかと思えてきたんです」 離婚したい。家庭という束縛、妻という立場、何かもから解放されたい。キヨコさんはだんだんそう願うようになっていった。

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