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【相撲編集部が選ぶ秋場所5日目の一番】 阿武咲(押し出し)碧山

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ベースボール・マガジン社WEB

 4日目を終えて、幕内の全勝は阿武咲と新入幕の翔猿の2人だけ。先に土俵に上がった翔猿が敗れて、唯一の全勝力士となった阿武咲は碧山と対戦した。

 やや左に寄って仕切る阿武咲に碧山は立ちにくそうで、なかなか立ち合いが合わない。ようやく立ち上がると、低く飛び込む阿武咲を碧山は突き起こすが、すぐに引いてしまい、阿武咲が難なく押し出した。 「いつも正面から当たって負けているので、少し左にずらして立って、うまくはまったと思う。変化もあるので、ギリギリまで見ていった」と連敗中の相手を破った阿武咲。これで単独トップに立ったが、「まだ前半なので、意識なんかしないです」。  阿武咲は先場所、初日から13連敗。14日目に初勝利を挙げたときには、館内から温かい拍手が巻き起こった。特に体調が悪いとかはなかっただけに、「これまでの相撲人生の中で一番つらかった」と語っている。先場所のことを振り返ってもらうと、「相手がこうきたらこうしようとか、いろいろ考えすぎた。自分にできないことを求めていた」と反省。場所後は自分を見つめ直し、「押し相撲なので前に出るしかない。自分にできることを追求していこう」という結論に達した。  今場所は迷いなく前に出ている阿武咲。押し相撲が波に乗ると手がつけられない。「先場所とは気持ちが全然違います」と、過去に三賞を4回受賞している実力者が、台風の目となりそうだ。 文=山口亜土

相撲編集部

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