あつ森に登場する花【アネモネの育て方】鉢植えでも切り花でも楽しめる!
早春の庭を鮮やかに彩ってくれるアネモネ。細い枝に咲く花が、春風に吹かれてユラユラ揺れる様子がとてもかわいい花です。 あつ森でおなじみ「アネモネ」カラフルな花を見る 人気ゲームソフト「あつまれどうぶつの森(あつ森)」に登場する花としてもよく知られていますね。 今回はアネモネの特徴や育て方などを詳しくご紹介。あわせて切り花としての飾り方についても解説します。
アネモネとはどんな花?
・キンポウゲ科イチリンソウ属 ・多年草 ・草丈:15~50センチ ・参考価格:300~600円程度(ポット苗)※球根は30円前後 アネモネは早春の2月~5月頃に愛らしい花が咲く球根植物です。 大人気ソフト「あつまれどうぶつの森」では白、オレンジ、赤、ピンク、紫、ブルーのアネモネが島の至るところに咲いて、プレイヤーを楽しませてくれます。 実際のアネモネの花色にも同じ色があり、ビビッドな色合いが多いのが特徴です。 花の形も一重や八重、半八重とさまざまな種類があります。深い切れ込みがある形の葉もキレイで、花壇用だけでなく切り花としてもよく利用されます。 アネモネという名前はギリシャ語で「風」を意味する「アネモス」が語源。ギリシャ神話や伝説にも多く登場する花で、古代より人との関わりあいが深かった植物であることがわかります。
アネモネの育て方
アネモネは球根を植えっぱなしにしていても、毎年花を咲かせる植物。 比較的手間がかからず育てることができますが、開花時期と休眠時期で管理方法が少し違います。ここからは育て方のポイントをご紹介します。 植え付け アネモネを球根から育てる場合は、気温が15℃以下になる10月~12月が植え込みの適期です。 アネモネの球根がカラカラに乾いている場合は、湿らせたバーミキュライトやタオルなどで包み、冷蔵庫に1週間ほど入れて吸水処理しておきます。11月以降は気温が下がるので、この処理は不要です。 アネモネの球根は尖ったほうを下にして埋めるようにしましょう。 日当たり アネモネは日光が大好きな植物です。花が咲く春から初夏までは、日がよく当たる場所で管理しましょう。 花が咲き終わると地上部が枯れて翌年の春まで休眠します。このタイミングで球根を掘り上げますが、そのまま植えっぱなしにしても夏越しは可能です。 ただし過湿になると球根が傷んでしまうことがあります。できれば鉢植えにして、真夏は雨の当たらない日陰に移動するとよいでしょう。 温度 気温が5℃以下になった状態がしばらく続かないと、アネモネは花を咲かせません。 そこで寒さに当てるために、冬の寒い時期も屋外で栽培しましょう。ただし霜には弱いため、真冬の間は霜が降りないように軒下などで管理するのがおすすめです。 水やり 開花している間は水切れしないように気をつけましょう。鉢植えの場合は土の様子をこまめに確認して、表面が乾いていたらたっぷり水を与えます。 地植えの場合は降雨に任せて、しばらく晴天が続いたら水やりする程度で大丈夫です。 地上部が枯れたら水やりをストップして、土が乾燥した状態を保ちます。鉢植えの場合は雨のかからない場所に置くとよいでしょう。涼しくなってきた10月からまた水やりを再開します。 肥料 植え付けるときに元肥として緩効性肥料を混ぜ込んでおきます。 地植えでは特に追肥する必要はありませんが、鉢植えの場合は肥料が少ないと花がたくさん咲きません。10月から3月の間は2週間に1回のペースで、薄めの液体肥料を施します。 ただし、晩春には追肥をストップしないと球根が大きくならないので注意しましょう。