【全日本2歳優駿】ミリアッドラヴが早め先頭押し切り2歳ダート女王に輝く! 西村淳也騎手「乗っていて楽しい馬です」
12月11日(水)の川崎11Rで行われた第75回全日本2歳優駿(2歳オープン、定量、JpnI、ダート1600メートル、11頭立て、1着賞金=4200万円)は、西村淳也騎手の2番人気ミリアッドラヴ(牝、栗東・新谷功一厩舎)が2番手追走から勝負どころで早くも先頭に立つと、そのまま押し切り優勝。新馬戦、エーデルワイス賞と無傷の3連勝で2歳ダート女王に輝いた。牝馬による優勝は、2016年リエノテソーロ以来8年ぶりで、JRAとの交流競走となった1997年以降では5頭目。タイムは1分42秒4(良)。 3/4馬身差の2着にはハッピーマン(3番人気)、さらに1馬身半差遅れた3着に北海道のソルジャーフィルド(4番人気)が入り、断然の1番人気に支持されたナチュラルライズは中団から直線で伸びを欠き4着に敗れた。 全日本2歳優駿を勝ったミリアッドラヴは、父ニューイヤーズデイ、母レディバード、母の父スマートファルコンという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は白石明日香氏。通算成績は3戦3勝(うち地方2戦2勝)。重賞は今年のエーデルワイス賞(JpnⅢ)に次いで2勝目。新谷功一調教師、西村淳也騎手ともに全日本2歳優駿は初勝利。 ◆西村淳也騎手(1着 ミリアッドラヴ)「非常にうれしいです。距離に関しては半信半疑のところがありましたけど、それを覆すかのような強い勝ち方をしてくれました。前半はリラックスさせて走らせました。(3~4コーナー中間で先頭に立ったのは)思ったより反応が良すぎて、ああいう形になりましたが良かったです。すごい馬ですし、乗っていて楽しい馬です。去年のフォーエバーヤングのようになってくれればと思います」