広島の「105歳アスリート」逝く 冨久正二さん、2017年に100歳以上の日本記録
97歳で陸上競技を始め、2017年の中国マスターズ陸上競技選手権で60メートルを16秒98で走り、100歳以上の日本新記録を樹立した広島県三次市の冨久正二(とみひさ・しょうじ)さんが1日、老衰のため三次市内の医院で死去した。105歳。 【動画】「ご長寿アスリート」冨久正二さん引退セレモニー 21年10月の同選手権の砲丸投げが最後の大会出場で、今年5月に支援者や競技仲間が引退セレモニーを開いたばかりだった。冨久さんは元国鉄職員。広島で入市被爆した。21年5月にあった東京五輪の聖火リレーのランナーに決まっていたが、新型コロナウイルス禍の影響で出場を断念した。
中国新聞社