ヤンキースは田中将大の慰留を諦めたとNY報道 タイロン獲得は「他へ移るという明確な意思表示」
ヤンキースは24日、先発右腕ジェームソン・タイロン(29)を1対4のトレードでパイレーツから獲得。ニューヨークの地元メディアは、FAとなっていた田中将大投手(32)の慰留を諦めたと報じた。 【表で詳しく】楽天・田中将大の年度別成績 「これまでの動きは、ここまであからさまではなかったかもしれないが、これはヤンキースが田中から他へ移るという明確な意思表示だ」とはザ・レコード紙。地元放送局SNYも「これでバウアーや田中というトップ級のFA獲得はなくなった」と報じた。 放送局CBSスポーツも「(15日にFA契約した先発右腕)クルバーとタイロンの獲得は、九分九厘、田中のヤンキース時代の終わりを意味する」と報道。現時点でヤンキースの残り補強資金は約400万ドル(約4億1600万円)と算出し、一方で田中の希望条件は年俸1500万ドル(約15億6000万円)以上と伝えられていると紹介した。 同局は、ヤンキースに二の足を踏ませた要因を「田中が2014年から右肘靱帯(じんたい)の部分損傷を抱えながら投げてきたことは、全員の頭の片隅にある」「トレードマークのスプリットが、ここ2年間は痛打された」と分析。とはいえ、移籍先がなくなったわけではなく、「他のメジャー球団が獲得に興味を持つのは間違いない。エンゼルス、ブルージェイズ、フィリーズなどが有力候補になる可能性がある」と加えた。
中日スポーツ