オリックス育成2位・清水武蔵、「右にも左にもホームランを」長打力アピール
◇29日 オリックス新人選手入団発表(大阪市のホテル) 育成ドラフト2位・清水武蔵内野手(21)=ルートインBCリーグ栃木=は「このユニホームに袖を通して、やっぱり実感が湧いてきましたし、これから勝負するという気持ちでいっぱいです。(オリックスは)リーグ3連覇というイメージがあって、若手からベテランまで選手層の厚いチームだと思います。自分のアピールポイントは右にも左にもホームランを打てる長打力と守備でも身のこなしが良いっていうところが自分の持ち味なので、それを存分に発揮していきたいと思います」と抱負を語った。支度金300万円、年俸240万円(金額はいずれも推定)。背番号は「052」に決まった。 清水は鹿児島県日置市出身で173センチ、76キロの右投げ右打ち。国士舘高(東京)では1年夏からベンチ入りし、1年秋(2019年)は中堅手として都大会優勝を果たし、20年春のセンバツに選出(大会は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により中止)。2年夏の甲子園交流試合では磐城(福島)と対戦し、三塁手として4打数1安打だった。3番・遊撃手で臨んだ3年夏(21年)は3回戦で東海大菅生に敗退。清水は通算3試合で11打数7安打の打率6割3分6厘の13打点。高校通算22本塁打を放ち、卒業後はルートインBCリーグの栃木ゴールデンブレーブスへ進み、3年目の今年は55試合197打数70安打の打率3割5分5厘(リーグ3位)、9本塁打(同6位)、25打点だった。9月末に開催された「日本独立リーググランドチャンピオンシップ2024」では石狩戦で1試合3本塁打を記録した。 担当の内匠政博スカウトからは「打撃ではスイングスピードが鋭く、長打も期待できる。スピード感のある守備と地肩の強さが魅力の内野手」と評されている。
中日スポーツ