熊谷俊人新千葉県知事、初会見で新型コロナ「追加の政策をとる必要がある」
千葉県知事選で過去最多の140万票余りを獲得して初当選した熊谷俊人新知事(43)が5日、千葉県庁に初登庁し、知事として初めての会見を行った。 選挙中から掲げた政策については「どれからというのは申し上げられませんが」と前置きした上で、「優先順位というか時間軸としてはすぐやらなくてはいけないのはコロナ対応になってきますので。それに関してはスピード感を持って対応していく」と新型コロナ対策への着手を改めて強調した。 この日も同県内の成田空港には新型コロナのワクチンが到着。県内の高齢者接種については、「市町村ごとの接種に対する考え方の違いがありますので、市町村の取り組みを見させていただいて、混乱がないように、もし必要であれば県庁としてもサポートしていきたい」との考えを示した。 現在の感染状況については、「下げ止まっているというのは確か。東京の感染の緩やかな拡大状況を含めて考えていくと、いずれ千葉県においても感染者が増加していくそのリスクは非常に高いと思っています」と危機感をあらわにした。 この日、新型コロナウイルスの感染が急拡大する大阪、兵庫、宮城の3府県の計6都市に対し、適用が開始された「まん延防止等重点措置」などの措置については詳細は明言しなかったものの、「できる限り増加傾向の兆候を早めにつかんで、必要な対策が先手をうって打てるように準備をしておきたい。いままでと違う追加の政策をとる必要があると考えてます」との考えを示した。 また、最大会派である自民党については「理想的な関係を築いていけるよう努力したい。政策分野ではそもそも大きくずれているとは私自身は認識していない」とした。
報知新聞社