通勤定期はおよそ3割の値上げとなります。JR九州が国土交通省に申請していた鉄道運賃の値上げが29日、認可され、来年4月1日に運賃が改定されます。 値上げが認可されたのは、在来線や九州新幹線の運賃です。平均で14.6パーセントの改定となった普通旅客運賃は初乗りの場合、170円が200円になり30円の値上げとなります。 これに合わせて、通勤定期は平均で30.3％、通学定期も平均で16.0％の値上げとなります。 また、九州新幹線は、平均で12.4％の改定となり、博多駅から鹿児島中央駅の場合、運賃と指定席特急料金を合わせて1310円値上げされ、1万1950円となります。 運賃は来年4月1日に改定されます。 JR九州の運賃の値上げは、消費税率が引き上げられた時を除くと1996年以来です。 JR九州の古宮社長は、人材確保のための待遇改善や物価高騰、激甚化する災害に着実に対応しつつ、安全を最優先にサービスの向上を図っていきたいとしています。