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恐ろしい毒をもつ「チャドクガ」 ツバキ、サザンカは要警戒

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「チャドクガ」を知っていますか?成虫になると蛾なのですが、幼虫時代の毛虫は長さ0.1mmの毒針毛(どくしんもう)と呼ばれる毛を50万本も身につけています。 これに触れると皮膚炎を起こして無数の赤い発疹におおわれ、2~3週間かゆみと痛みに苦しみます。チャドクガの毛虫が発生するのは、6月頃と9~10月の年2回。チャドクガから身を守るにはどうしたらよいのでしょうか。

チャノキ、ツバキ、サザンカは要警戒

「もともと、お茶の木に発生する毒蛾だったことから茶毒蛾(チャドクガ)という名前がついています。植え込みや生垣などで幼虫が発生し、刺す毛虫として注意が必要です。庭木の手入れ中に毒針毛に触れることもあります」と世田谷区(東京)では呼びかけています。 庭木を手入れしていてチャドクガの被害にあう人は絶えません。各地の自治体でも同様の注意を呼びかけています。チャドクガの幼虫が食べるのはツバキ、サザンカ、チャノキの葉に限られますが、葉の裏側にいるため気づかずに触れてしまうようです。

ヒスタミンなど毒成分を持つ毒針毛

チャドクガの幼虫が恐ろしいのは、1匹の毛虫が50万本持っている毒針毛がヒスタミンなど毒成分を持っていることです。毒針毛は幼虫の体表に生えている長い毛とは違い、長さ0.1mmと微細なので顕微鏡で拡大しないと見えません。 チャドクガは、卵、幼虫、蛹、成虫と一生を通して毒針毛を身にまとい、人に皮膚炎を起こさせる恐れがあります。毒針毛に触れると、直後にかゆみを伴って赤く腫れ、1~2日後にかゆみが強い赤いブツブツができて、かゆみと痛みが2~3週間続きます。かゆいところを掻くと、毒針毛と接触しなかった部分にも被害が拡大します。 毒針毛に触れたときは、セロハンテープやガムテープなどで触れた周辺をそっと押さえて毒針毛を取り去ります。その後、強い流水やシャワーで洗い流します。掻いたり、こすったりするのは、毒針毛が深く刺さるので禁物です。 薬は抗ヒスタミン軟膏や抗ヒスタミン含有のステロイド剤を使用します。水ぶくれになったり、被害範囲が広い場合は皮膚科を受診し、目に被害を受けたときは水で十分に洗い流した後、眼科を受診してください。 また、衣類に付着した毒針毛は洗濯で洗い流すことができますが、一度では取りきれないことがあるため複数回洗濯し、ほかの洗濯物とは一緒に洗わず、すすぎを長めにする必要があります。

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