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木場潟のハス見頃 民話紹介の看板設置

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北國新聞社

 昨年、100年ぶりに復活した小松市木場潟のハスの群生地で8日までに、ピンク色のかれんな花が見頃を迎えた。地元住民らが育ててきたハスは茎を広げ、自生する数は昨年の2倍の約100株に増えた。住民らは木場潟とハスにまつわる民話を紹介する看板を新たに設置し、群生地を地域の宝として守り伝えていくことを誓った。

 地元には約300年前、ハスが自生していた同市日末の女性が木場潟近くに住む長者の元に嫁ぎ、潟にハスをもたらしたとされる物語が伝わる。ただ、その後の水質悪化などにより枯れ、少なくとも明治期からは確認できなくなっていた。

 住民らは1998年、日末町の日末蓮池公園から株分けし、木場潟の船小屋近くに整備した池に移植。丹精を続けたハスは池から潟に茎を伸ばし、さらに株を分けて自生するようになった。今年は8月末ごろまで楽しめる見込みだ。

 木場町住民有志でつくる木場潟民俗資料保存会や木場潟公園協会、同町内会は6月、伝承をまとめた看板を池のそばに設置した。保存会の山本進一会長(66)は「今年は潟の淵から沖の方までハスが広がった。今後も増えてほしい」と期待した。

北國新聞社