岩手出身の楽天・銀次 東日本大震災から10年に「ほんのちょっとでもいいから元気にしたい」
楽天の銀次内野手(32)が13日、宮城県内で自主トレを行い、オンラインで取材に応じた。 2011年の東日本大震災から、今年で節目の10年目。岩手県出身でもある銀次は「東北出身者として自分が先頭に立ってやっていきたい。まだまだ苦労されている人はいっぱいいる。ほんのちょっとでもいいから元気にしたい」と決意を口にした。 昨年は88試合の出場にとどまり、打率も・236と不振。今季の目標には「規定打席に立って、最低で(打率)3割を打つ」と掲げた。 2011年の震災当時から楽天でプレーしている選手は3人に減った。野手では銀次だけ。「どうしても風化というか、人間なので忘れてしまうということがある。自分の子どもにもこういうことがあったんだよというのをずっと伝えていきたいし、またそれを自分の子どもが大きくなった時に伝えていってくれれば」と訴えた。