入場料は野菜? 兵庫で話題の新施設で「食×音楽」の新感覚イベント、料理人が即興料理
新しい形の「食×音楽」の体験型交流イベント『ギブミーベジタブル』が、グランピングやキャンプなどアウトドアが楽しめる農業公園 「みとろの丘」(兵庫県加古川市)で12月1日に開催される。 【写真】加古川ビューの絶景を楽しみながらコーヒーを 『ギブミーベジタブル』は、参加者がお金ではなく、野菜などの食材を「入場料」として持ち寄り、料理人が集まった食材を使用し、その場で即興調理をして来場者に提供する食と音楽のイベント。集まった野菜や食材は出演者やスタッフの報酬にもなる。 「急に野菜と言われても・・・」と思った人もご安心を。イベントの「入場料」代わりの食材は野菜に限らず、肉や魚、果物やおススメの調味料などでもOK。同施設のディレクター・藤本さんは「当日は『この食材みんなに食べてみてほしい!』と思う食材とマイ箸、マイ皿を持って、遊びにきてください。芝生の上で、おいしい料理とライブやDJを一緒に楽しみましょう」と話す。また当日は地元農家らの出店が多数あり、米、肉、魚などの販売も予定しているそう。 なお、過去全国で開催されてきたこの『ギブミーベジタブル』を今回開催する「みとろの丘」、地元でも聞き覚えがない人もいるかもしれないが、それもそのはず。約20年、地元で親しまれた農業公園「見土呂フルーツパーク」を「あるものは活かし、ないものは最小限でつくる」をコンセプトに、既存の風景を最大限活かしながらアップデート。2024年4月にリニューアルオープンした。10月には「グッドデザイン賞」を受賞している。 「甲子園球場」約3個分の広大な敷地内には、グランピングやキャンプサイト、ドッグラン、自家農園などが点在し、屋内型植物公園、グリーンショップ、地元食材をふんだんに使ったカフェが楽しめる全天候型の「グラスハウス」も市民の憩いの場となっている。 『ギブミーベジタブルin加古川みとろの丘』は12月1日、昼12時から夕方5時まで開催。駐車場の台数が限られているため、乗り合わせての来場を呼び掛けている。詳細は公式サイトで確認を。