アナログでもデジタルでもイケてる! カッコ良すぎるコクピットの車5選
秀逸なコクピットにワクワクが止まらない!?
クルマに乗り込んで、ドライバーの眼前に広がる景色といえば、メーターやハンドルまわりによって構成されるコクピットです。 【画像】これはやばい!コクピットがカッコ良すぎるクルマを見る(21枚) もともとコクピットは飛行機の操縦席のことを指しますが、クルマでもコクピットと表現することがあります。
とくに、高性能なモデルでは、メーターがズラっと並んでいたり、走ることに特化したシンプルかつ機能的なレイアウトのコクピットとなっており、見た目にも高性能さを予感させます。 そこで、往年のモデルから最新のモデルまで優れた印象のコクピットのモデルを、5車種ピックアップして紹介します。
●三菱「コルトギャランGTO MR」
1970年に、スタイリッシュな外観の2ドアファストバッククーペ、三菱「コルトギャランGTO」がデビューしました。 まるでアメリカのスポーツカーをイメージさせるボディによって、たちまち若者から絶大な支持を得ます。 発売当初に搭載されていたエンジンは1.6リッター直列4気筒SOHCのみでしたが、すぐにDOHCエンジンを搭載した高性能モデルの「コルトギャランGTO MR」を追加ラインナップ。 専用に開発された1.6リッター直列4気筒DOHCエンジンは125馬力を発揮し、最高速度は公称200km/hを誇りました。 コクピットは1970年代のスポーツモデルにふさわしく、アナログメーターが整然と並んでおり、ドライバー正面には220km/hまで刻まれたスピードメーターとタコメーターを配置し、それを挟むように、水温計、アンメーター(電流計)、燃料計、時計が並び、さらにセンターコンソールにも油温計と油圧計が鎮座して、機能的かつレーシーな構成となっています。 1972年に排出ガス規制の強化により、コルトギャランGTO MRの生産を終了。短命に終わったことから、今では幻のモデルです。
●日産「スカイラインGT-R」
1989年に、レースで勝つことを目的に開発された日産「スカイラインGT-R」が登場。1973年に2代目(通称ケンメリ)が消滅したため、16年ぶりの復活となりました。 外観はスタンダードなスカイラインに対して前後フェンダーを拡大したワイドボディとされ、専用のフロントフェイスに、各種エアロパーツを装着。見るからに特別なモデルであることを主張しています。 エンジンは専用に開発された2.6リッター直列6気筒DOHCツインターボの「RB26DETT」を搭載し、トルク可変型4WDシステムの「アテーサET-S」と組み合わされ、レースでは文字どおり無敵を誇りました。 コクピットは曲面を多用しつつ装飾は最低限のシンプルなデザインで、メーターは正面にスピードメーターと10000rpmまで刻まれたタコメーター。周辺には水温計、油圧計、燃料計と、スカイラインGT-Rならではといえる、フロントタイヤに配分されるトルク計が設置されています。 さらにセンターコンソール上部には、ブースト計(連成計)と油温計、電圧計が取り付けられ、まさに走ることに特化したコクピットといえます。