習近平が“自爆”へ…! 中国経済が“バブル崩壊”で直面する「ヤバすぎる末路」
中国四大航空会社が「破産手続き」へ!
中国四大航空会社のうち唯一の民営企業の海南航空集団(HNA)が1月29日ついに、破産手続きに入った。 【写真】日本人は知らない…いま中国で本当に起きている「ヤバすぎる現実」 1月29日に海航集団がSNS公式アカウントで出した声明によれば、海南省高級人民法院から「通知書」がでており、海航は債務償還期どおりの返済が不可能となったため、債権人は法院に対して海航の破産整理申請を出したという。声明によれば、法院と協力して司法審査を進め、積極的に債務処理工作を進め、法に基づいた債権人の合法権益保護を支持するという。 HNAは、一時期はドイツ銀行や米ホテルチェーン・ヒルトン・ワールドワイドなどの筆頭株主にもなって、世界の航空、銀行、物流、ホテル、観光分野、400億ドルを越える海外資産を買いまくった航空系コングロマリットだった。 だが、その野放図な海外資産買収行動の資金源について習近平政権が疑いの目を向け、2017年6月、中国銀行監督管理委員会から管轄銀行に対して海航の債務状況対するリスク調査命令がでた。 結果、次々と債務超過、信用デフォルト事件が明るみになった。2020年2月、経営再建のために海南省海航集団連合工作チーム(事実上の国家主導のタスクフォース)が派遣され、事実上、国家接収されていた。
デフォルト、破産の「ラッシュ」が始まった…
2月に入ると中国不動産大手、華夏幸福が53億元近い銀行や信託会社からの融資遅延を発表し、今年上半期にもデフォルトに陥るのではないか、とロイターが報じていた。 華夏幸福は目下、河北省政府と華夏幸福による合同チームによって債務整理に入っているが、破産再建も視野に入れているという。 ちなみに、中国四大保険会社の一つ中国平安集団が華夏幸福のエクスポージャーに540億元を投資していることも第一財経などが報じている。平安集団のCEOの謝永林は「損失が540億元というわけではない」と説明しているが、中国債券市場にけっこうな緊張が走っていることは確かだ。 昨年11月に「AAA」(トリプルA)の格付けが付与されていた河南省の国有企業、永城煤電ホールディングスグループ(永煤集団)の10億元の社債が青天の霹靂のようにデフォルトになり、中国の債券市場に国有企業のクズ債権に対する懸念が一気に広がった。 その追い打ちのように、華夏幸福の今年上半期に償還期限を迎える社債は236億元相当がデフォルトの危機に直面しているという。 これだけでなく、昨年から今年にかけて、中国のかつて飛ぶ鳥を落とす勢いの企業が国有、民営にかかわらず、次々とデフォルトしたり破産したりしている。 新浪財経が報じていた不完全な統計では、2006年に企業破産法ができて2021年までに、76社の大手上場企業の破産再建が行われ、特に過去1年で全国で受理された有名上場企業の破産再建案件は15件以上に上った。具体的には、青海塩湖カリ肥料、重慶鉄鋼、舜天船舶、力帆集団などだ。