ビッグモーター問題に揺れる中古車業界 不正を防ぐ“日本初”のサービスがスタート【WBS】
不正防止の切り札?!
変わり始めた中古車業界。現在期待されている装置があります。世界的な自動車機器メーカー「ボッシュ」が手がけるEDR(イベント・データ・レコーダー)です。EDRは、衝突などの強い衝撃が加わる5秒前から運転の操作やブレーキの踏み込みの強さなどを記録する装置です。2022年7月から日本の新型車は搭載を義務付けられています。 「ぶつかってからの衝撃の大きさ、角度が車を正しく直すために不可欠な情報で、それが車の事故歴、事故の有無の証明になる」(ボッシュの里廉太郎さん) 記録されたデータは消すことができず、事故ではなく意図的なのかを確認することができるため、中古車販売での不正をなくすことが期待されます。しかし課題もあります。 「EDRそのものが、一般消費者には知られていない。車を売買する際にも、EDRから取れるデータで車の透明性がわかることを知ってもらい、活用していただくための活動をしたい」(車載データ解析協会の本郷卓也代表理事) ※ワールドビジネスサテライト