デザインと機能性を兼ね備える、元祖タワシブランド〈亀の子〉のキュートなスポンジ。【今日の逸品】
〈亀の子束子〉の《亀の子スポンジ》&《亀の子スポンジDo》
カーサ ブルータスの人気企画「10選」シリーズから、こだわりの逸品をジャンルレスに日替わりでご紹介します。 【フォトギャラリーを見る】 亀の子…とくればタワシ。みんな知ってる日本のタワシブランドの元祖〈亀の子束子〉は、明治40年に東京の文京区小石川で創業した〈西尾商店〉のシグネチャーだ。 今回紹介するのは、その大ヒット商品のブランド名を受け継いだ《亀の子スポンジ》。ロングセラーのタワシに負けず劣らず、デザインから機能性まで驚くほどの魅力が詰まっている。 まず形。一般的なスポンジよりも小さいうえ、ゴワゴワした不織布の面がなく比較的薄め。厚みはだ。スポンジは厚いとコシが強くて握りづらく、薄いとたよりない。その中間の絶妙なバランスを追求した。 そして機能性。目が粗めで弾力がある。洗剤をつけて2、3回握るだけでフワーッと泡が立つし、流水の下でちょっと揉むとすぐ泡が切れる。また、スポンジ全体に銀イオンと有機系防カビ剤が練りこまれていて、抗菌&防カビのダブル効果を発揮してくれる。 ラストはデザイン。キュートなイラストのパッケージを手がけたのは、グラフィックデザイナーの菊地敦己。また、ポリウレタン製のスポンジでは難しいといわれている「白」にも挑戦。《亀の子束子》がそうであるように、スポンジのスタンダードをめざしたからだ。 公式サイト
photo_Satoshi Nagare text_Masae Wako