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「浴衣にマスク着用」にもオシャレに対応?洋服感覚で着物を楽しむ「和遊着」とは

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まいどなニュース

 コロナ新時代に合わせ、浴衣の新たな着こなしが提案され、話題になっている。提案したのは着物の普及を目指す一般社団法人「きものアート」理事長の鵜川有(うがわ・ゆう)さん。「着物を堅苦しく考えないで、遊び心をもって洋服感覚で楽しんでほしい」と話している。鵜川さんは神戸を拠点に着物コーディネーターとして活躍。フォーマルなイメージが強い着物を気軽に楽しんでもらおうと「和遊着(わゆうぎ)」の造語を掲げ、大胆で新しい着方を提案してきた。今回、アレンジした浴衣もそのひとつ。新型コロナウイルスの影響を受け、マスクは欠かせないアイテムとなっており、浴衣や夏用の着物を着るにあたって遊び心を存分に取り入れた。 【写真】浴衣にデニムって…そんなのアリなの?  取材した日の鵜川さんは、何と男物の浴衣をミニにし、足元は草履ではなくサンダルに。洋服のようにおしゃれに着こなしていた。涼しげで粋に見えたのは私だけではないでしょう。 ■ユニークな着付けに魅了される「和遊着」  その鵜川さんは和装サロン「You&有きもの着付(きつけ)学院」を経営するかたわら国内外で着物ショーを開催。米国シアトルの「和遊着ショー」では真っ赤なドレスをイメージしたお色直しが大好評に。もちろん、結婚式などの着付けや呉服販売など幅広く手がけてきました。  「昔は普通に着ていた着物も近年は着付けが難しい、と考えているのか、着る人が激減しています。その壁を少しでも低くできれば」  そして、着物のプロとして、気軽に楽しんでもらいたいという願いを詰め込んだのが、この「和遊着」という言葉。商標登録も取っているそうで「和遊着」には次のような5カ条のコンセプトがあります。 1)タンスに眠っている着物を活用 2)基本、着物をコーディネートで楽しむので、普通の着物としても着られるようにハサミを入れない、切らない 3)昔は普段の日に着ていた着物。カジュアルに洋服感覚で気軽に着てほしい 4)腰紐一本で着丈を決める。カジュアルな着物(浴衣、紬、小紋)はミニ丈、ミディ丈に。フォーマルやパーティー(付下げ、訪問着、振袖)にはロング丈。TPOにあわせてベルト、帯締め、細帯、袋帯等使い分けを楽しむ 5)冠婚葬祭、お茶席、公共の場では本来の着物姿で参加しましょう ■「伝統を守りながら現代を演出する」が鵜川流  鵜川さんは着物の魅力を多くの人に知ってもらいたいと、日本だけでなく、和遊着はアメリカなどで海外でも着物コーディネートショーを開いてきた。この2月には神戸で、ジーンズなどカジュアルな洋服と着物を組み合わせた「和遊着ショー」を開催。若い人たちにも評判でした。  「和遊着は概念にとらわれず、例えば、長襦袢を着物のように着たり、浴衣を前後逆さまに着付けしたり、なんでもありかもしれません。しかし、本来の正当な形でも着てほしいので、切ったりすることは一切しません。着物を着ることが楽しくなったら、本来の着方にも挑戦してほしいからです」  自由にコーディネートして、着物が楽しいと思った人は、正当派の着付けにもチャレンジしたくなるようです。「そうなれば、うれしい」という鵜川さんは本来、着付けを教える先生でもあるのです。着物の魅力を知ってもらうためのパフォーマンスでもある「和遊着」にまずはチャレンジしてみませんか? (まいどなニュース特約・八木 純子)

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