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新型コロナ検査、ボトルネック越える3つの光明 インフルエンザと同時流行への備えは確かか

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 菅内閣が9月16日に発足し、最重要課題と位置づける新型コロナウイルス感染症への対策で、検査体制の拡充はとりわけ注目されるところだ。田村憲久厚生労働相もさっそく、インフルエンザなど複数の感染症が同時流行する恐れもある冬季に向けて検査体制の整備に言及している。菅首相の指示もありPCR検査費用の減額にも動くという。  新型コロナウイルス検査をめぐっては、感染者が国内で報告され始めた1月から問題になってきたが、状況は改善しつつある。医療機関や保健所などでの検査が公費で賄われるようになった3月6日以降、6月末頃まで、1日5千件程度での推移だった。ときおり1万件程度まで伸びる日もあるが継続して検査を増やす状況には至らなかった。現在も検査体制の拡充が訴えられているものの、8月以降にはPCR検査の実施人数は1日当たり2万件強にまで増えた。パンデミック対応の混乱した状況下で検査拡充は難航しつつも体制は強化されてきた。こうした前向きな動きもできている中で、今回は、三つほどに分けて新型コロナウイルス検査の展望について考察していく。(ステラ・メディックス代表取締役、編集者、獣医師=星良孝)

 ▽「検査使い分け」がニューノーマル  まず一つは、新型コロナ検査の新しいやり方として、いわば「ニューノーマル」が見えてきているという点だ。  8月27日、日本の検査医学を束ねる日本臨床検査医学会が、国内の新型コロナウイルス検査について「検査の使い分け」第1版として情報を整理し、現時点での検査方法や検体の選択、検査のタイミングの基本的な考え方を示した。28日には国内105の医療機関の検査部門を対象としたアンケートから検査体制の実状を報告している。これまで検査というと、混乱している状況ばかりが耳に入ってきたような印象もあったが、整理した形で検査の方針が示されたのは大きな前進と考えられる。  日本臨床検査医学会の「検査の使い分け」では流れ図が示されている。PCRを含めた複数の検査を組み合わせるもので、まずはこの図を見てもらうのが早いだろう。大きく有症状者と無症状者に分けて、その上で、検査のための検体として鼻咽頭ぬぐいと唾液に分けている。それぞれの検体を用いてどういう検査を行っていくのかを示す。検査の位置づけが理解しやすいように整理している。

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