ロシア軍でも貴重な高性能レーダー ウクライナ軍が破壊か「非常に攻撃が難しいターゲット」
ロシア軍が10基程度しか保有していないレーダー
ウクライナ参謀本部は2024年10月3日、ロシア軍の移動式高性能レーダーシステム「Nebo-M(ネボM)」を、アメリカが供与した地対地ミサイル「ATACMS」で破壊したと発表しました。 【動画】展開直後に…ロシア軍の移動式レーダーを破壊する瞬間 同レーダーはF-22やF-35のようなステルス機能を有する第5世代戦闘機や長距離弾道ミサイルの探知も可能といわれており、S-300、S-400などの対空ミサイルシステムとデータリンクすることで、敵の情報を共有し、素早い対応が可能。価格は1基で約1億ドル(約150億円)といわれています。 さらにウクライナ参謀本部によると、同レーダーは地平線をスキャンして空中の物体を探すという方式をとっているため、撃破するのが非常に難しいターゲットとのことです。 ロシアは同レーダーシステムを10基程度しか保有していないといわれており、この撃破が確実なものであれば、ロシアの防空システムにとって大きな痛手になると思われます。なお、同レーダーシステムに関しては2024年4月にも、自爆ドローンを使用し破壊したとウクライナメディアが報じたこともあります。
乗りものニュース編集部