〝今宮塾〟で内野の一角つかむ ソフトバンク野村勇、守備の名手に打撃も学んで飛躍へ「今宮さんに教えてもらって分かりやすかった」
ソフトバンクの野村勇内野手(28)が6日、福岡市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、200万円減の年俸2100万円でサインした(金額は推定)。4年目の来季は打撃を向上して「レギュラーを取る」と目標を語った。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 3年目の今季は、2月に左座骨疲労骨折のため春季キャンプを離脱。1軍昇格したのは4月中旬からだった。その後も結果につながらず、38試合で打率1割1分6厘、0本塁打、1打点。「バッティングを何とかしようと1年間やってきたけど、なかなか結果が出なかった」と悔しさをにじませた。 1軍がナイターを行う日の午前中、打撃について動作解析をしたいと志願し、福岡県筑後市のファーム施設に出向いたこともある。「数値上では手が動き出すのが速いと分かって、それを直すドリルを教えてもらった。(バットに球を)当てたいと思うから手から動いているので、逆に(球の)下を通るようなスイング軌道になっている。それが分かった」。シーズン後半は手応えをつかめたことも口にした。 今オフは、今宮健太の自主トレに志願して参加する。「今宮さんにシーズン中にバッティングを教えてもらった時、すごい分かりやすかった。(これまでは)シーズン中にいろいろ迷うことがあるので、そこで迷わないように自分で『これで行こう』というものをつくりたい」。不動のショートとしてチームを長く支えるベテランに学び、4年目の来季を飛躍へのシーズンとする覚悟だ。 (浜口妙華) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社