FW登録も異例の“ボランチ”起用でブレイク、鹿島・知念慶「正直ベストイレブンを取れるとは…」
新境地でJリーグ屈指の評価を残した。鹿島アントラーズFW知念慶はFW登録ながら、異例のボランチポジションでの受賞。今季は中盤で攻守の要として大きな印象を残した。セレモニー後の会見では「正直ベストイレブンを取れるとは思っていなかったので、びっくりしている」と本心を語った。 【写真】乃木坂46五百城茉央が優勝もたらす“勝利の女神”に(全20枚) 2023シーズンに川崎フロンターレから加入した知念。開幕前にMF柴崎岳が負傷したことで、ランコ・ポポヴィッチ前監督が急きょ知念をボランチ起用し、今シーズンは中盤で君臨した。本来ゴールを奪うはずの優れたフィジカルでボール奪取に努め、デュエル勝利数はリーグ最多を記録。「スタッツで自信を深めていった部分もある。素直に数字が出るのはうれしい」と手応えを口にした。 プロ8年目で訪れたボランチ起用。今年一年は「色んなことがあった」とポツリ。「あっという間の一年だった」と噛み締めるように振り返る。「こういう賞を受賞させていただいたが、まだまだだと思っている。もっとやらなきゃいけない。チームに貢献して勝たせられるような選手に」。来シーズンのポジションはボランチか、再びFWか。いずれのポジションでも、知念は活躍を誓った。