離脱者続出の中盤を支えた20歳MF アフリカ勢復帰後も楽しみなリヴァプールの逸材
ジョーンズにとっては大きな経験値を得た1月だった
1月のリヴァプールは離脱者に悩まされた。アフリカネーションズカップで、モハメド・サラーとサディオ・マネ、ナビ・ケイタが離脱し、チアゴ・アルカンタラやディボック・オリギも怪我で出場できないという厳しい状況だった。 中盤で主力となっていたケイタやチアゴが起用できず、同じく中盤でレギュラーを獲得していたアレックス・オックスレイド・チェンバレンがサラーの穴を埋めるべくウイングに入るなど、リヴァプールは試行錯誤していた。そんな中で大きな経験を積んだ若手がカーティス・ジョーンズだろう。 11月に目の負傷でチームを離れていた同選手は12月下旬に復帰を果たす。ケイタらアフリカ勢がいたレスター戦とチェルシー戦の出場時間は限られたが、FAカップのシュルーズベリー戦で好機を作ってチームに貢献すると、カラバオカップ準決勝のアーセナルとの2試合や、ブレントフォード戦、クリスタル・パレス戦にそれぞれ出場して試合の経験を積む。 中盤からスピードに乗ったドリブルで攻撃のリズムを作り、正確なパスで前線へと供給したジョーンズ。第23節のパレス戦ではパス成功率「90%」を記録するなど、自身のパフォーマンスを存分に発揮して中盤での離脱者も少なくないチームを助けるプレイヤーとなった。彼の台頭によってアフリカ勢が復帰した2月以降も、激しいスタメン争いが繰り広げられるだろう。ジョーンズの成長は、リヴァプールをより底上げすることとなる大事な要素だ。今後も彼の活躍に注目したい(データは『SofaScore』より)。
構成/ザ・ワールド編集部