移籍2年目は出場4試合…ソフトバンクの嶺井博希「覚悟を持って取り組む1年に」現状維持の7500万円でサインも危機感
ソフトバンクの嶺井博希捕手(33)が6日、福岡市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸7500万円でサインした(金額は推定)。来季は「覚悟を持って取り組む1年にしたい」と力強く話した。 ■1時間20分の長期戦、リチャード2度目の交渉は?【6日の契約更改一覧】 2022年オフにDeNAから国内フリーエージェント(FA)権を行使して加入。4年契約の2年目の今季は、わずか4試合の出場で打率5割、1本塁打、3打点だった。シーズンのほとんどを2軍で過ごした。 「試合に出てなんぼの世界だと痛感した。試合に出ないと野球選手じゃない。でも、それは自分では左右できないことなので、もっともっと力を付けないといけない」。 悔しさもある中で強い思いを口にした。若手選手の育成の場であるファーム施設で汗を流した日々も「2軍でやった取り組みは、野球人生においては間違っていない。新しい発見や自分の伸びしろを感じた1年だった」と収穫を口にした。 ソフトバンクから国内FA(フリーエージェント)権を行使した甲斐拓也の去就は決まってはいないが、自身の経験も踏まえ「人生を左右する選択なので彼なりの答えを出してもらいたい」と語った上で「FAに関係なく、自分のやるべきことを追求したい」と話した。 自主トレはDeNAの宮崎敏郎とソフトバンクの吉田賢吾と実施する。「来年は自分の道をしっかりと自分の力で切り開いていきたい」。今季を糧に進化して、来季に臨む。(浜口妙華) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社