「記念日になに買った?」ファッション業界人が買った“一生もの”
それぞれのパーソナリティを映し出す“一生モノ”や“名品”は、自分にとって忘れられない「記念日」に買うことで、よりいっそう思いが深まるもの。そこで、自分にとって大切な記念日に購入した逸品たちをおしゃれ業界人にヒアリング。誕生日や子どもの成長、独立記念など、心温まるエピソードとともに眼福な一生モノをお届け。 【写真】「30年後も愛用したい!」おしゃれ業界人がリアルに買った“一生モノ”とは?
30歳の誕生日記念に「エルメス」の“シェーヌ・ダンクル・パンク”リング
大司麻紀子/エディター 「パリでひと目惚れし、30歳記念を言い訳に購入したリングです。1938年の誕生以来、『エルメス』を代表するアイコニックな “シェーヌ・ダンクル”を、安全ピンをモチーフにし“パンク”に。でもとびきりエレガントな曲線で仕上げた、二面性のあるデザインが大好き。シャワー中も着用しているので常に傷だらけですが(笑)、もはやお守りのような存在です」
娘の小学校入学記念に「シャネル」のジャケット
TAKAKO/「エル」コンテンツ マネージャー 「娘の小学校入学を機に、ずっと憧れだった『シャネル』のジャケットを購入。私にとって『シャネル』のジャケットこそ、“大人の女の象徴”。母親としての自覚のため、そして6歳まで娘を育てた自分へのご褒美として、思い切って購入しました。 ツイードジャケットよりもカジュアルな雰囲気のニットジャケットを選んだので、学校行事や冠婚葬祭などの特別なシーンだけでなく、デニムやTシャツと合わせてカジュアルに着ることも。これからもずっと大切に着て、娘に受け継いでいきたいと思っています」 ※私物に関するブティックへのお問い合わせはお控え下さい
独立した記念に「カルティエ」“タンクソロ”
藤林美紀/フリーランスPR&Sales 「“タンク”は、戦車にインスパイアされたという歴史があるそうで、立ち向かうという意味をもつ時計。大企業の社長さんたちは大きな商談の際、お守りのように“タンク”を身につけて挑む人もいると聞き、独立してこれから1人でやっていくと決めた私には、ピッタリの時計だと思いました。 それに、結婚指輪が『カルティエ』なので今度は時計を買いたいと思っていたことや、ちょうど“タンク”が誕生して100周年の年だったこともあり、思い切って購入しました。憧れのダイアナ妃が愛用していたモデルということも、購入への背中を押してくれたポイントのひとつです。ひとさし指のリングはお気に入りの『グリン』。時計とも相性がよく、一緒によくつけています」