60代の年末は、掃除よりも「捨てる」を優先。155個手放して部屋も心もすっきり爽快
ものを処分すると、心に余白が生まれる
不思議なことに、ものを処分して部屋の中に空間が生まれると、心にも余白ができるように感じます。その余白が、新しいアイデアや希望を受け入れるスペースになるのです。 ある年、思いきってたくさんのものを手放して迎えた正月は、驚くほど清々しい気分でした。すっきりとした家の中にいると、今年やりたいことや目指したい未来が自然と浮かんできました。それはただ「掃除をした」だけでは得られなかった感覚でした。 ものを処分することは、過去を整理する作業でもあります。たくさんのものに囲まれていると、何が本当に大切かを見失いがちです。でも、手放してみると、大切なものが自然と浮かび上がります。
来年からひとり暮らし。新しい年を迎える準備を
じつは、来年からひとり暮らしを始めることになり、現在住んでいる家ともお別れです。だから、私はまず「要らないもの」を処分するところから始めました。ものを手放すときの少しの寂しさを味わいながら、それ以上の爽快感を胸に、新しい年を迎える準備を整えるのです。 メルカリやヤフオクで出品すれば、希望した値段で売れる可能性はあるでしょう。ただ、すぐに売れるとは限らないし、在庫を抱えることになるので、それはものを手放す趣旨が違ってきます。私は、とにかく早く片づけたいので、リサイクルショップに売りにいきました。2時間後にはすべてのものに値がついて引き取ってもらえる、そのスピード感が好きです。 使っていないブランドバックや、貴金属はブランド買取専門店へ。こちらは、交渉して提示額にプラス1万円の値がつきました。書籍類は、ネットで引き取りを依頼するだけ。自宅まで無料で集荷してくれ、3日後には銀行口座に入金。送料、手数料もない、楽らくのサービスです。本は重いしかさばるので自宅集荷がおすすめです。
●今回、手放したもの
衣類・靴・バッグ 43点 食器・楽器類 4点 貴金属 2点 書籍は106点 計155点。これだけの量を手放したことでクローゼツトの風通しがよくなりました。大掃除は、ただ汚れを落とすだけではありません。「手放す」ということは、家も心も軽やかにして、未来の自分を迎える行為だと思います。 皆さんも、年末の大掃除は、まず「手放す」ことから始めてみませんか? 部屋も心もすっきりとして、きっといい新年が迎えられるはずです。
中道あん