中小企業の情シスの1/4は全業務を外部委託 理由はスキル不足 ― バッファロー調査
バッファローは、中小企業(従業員数10名~300名未満)の情報システム部門111名を対象とした、「情シス業務の外部委託に関する実態調査」の結果を公表した。 【もっと写真を見る】
バッファローは、2024年9月18日、中小企業(従業員数10名~300名未満)の情報システム部門111名を対象とした、「情シス業務の外部委託に関する実態調査」の結果を公表した。 調査では、「所属企業の情シス担当者の人数は、業務量に対して十分だと思うか」という質問に対して、29.7%が「あまり十分だと思わない」、14.4%が「全く十分だとは思わない」と、44.1%が情シスの人数が足りないと感じているという結果となった。 人手不足の情シスも多い中、情シス業務を外部委託している中小企業は70.3%となり、うち全ての業務を外部委託しているのは24.4%となった。 情シス業務を外部委託している理由は、「専門的知識・スキルを持つ人材が社内にいないから」が59%で1位に。「IT人材の採用コストを削減したいから」(42.3%)、「情シス担当者の負担を軽減したいから」(35.9%)が続いた。 外部委託において悩んでいることを聞いたところ、「委託費用が高騰している」が57.7%で1位に。「情報漏洩のリスクがある」(38.5%)、「最適な業者の選定が難しい」(34.6%)が続いた。自由回答においては、「社内調整(予算、決済等)の難しさ」や「外部委託先担当者のスキルにバラツキが大きい」という声も挙がったという。 本調査は、中小企業(従業員数10名~300名未満)の情報システム部門の責任者・担当者111名に対して、2024年7月に実施されている。 文● ASCII