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トランプに“お墨付き”をもらって大はしゃぎの極右「プラウド・ボーイズ」

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クーリエ・ジャポン

「ボーイズよ、スタンバイしとけ」

ディベートではなく子供の口げんかでは?──9月29日に行われた米大統領選の第1回討論会は見るに堪えない90分だった。 冒頭からトランプ大統領がバイデン前副大統領の発言を遮って持論を展開したり横やりを入れ続けた。冷静を保とうとしていたバイデンだが、「おい、黙れよ」と苛立ちを見せる場面も。司会者は場をコントロールできず、3人が同時にしゃべるカオスの、とても討論会とは言えない討論会。米メディアが「史上最悪」「大混乱」と評したのも無理はない。 さて、そんなカオスぶりとともに、米メディアが討論会後に厳しく追及している問題がある。トランプが白人至上主義者たちに向けて、暴力を容認したともとれる発言をしたことだ。 アメリカでは黒人差別に抗議する「ブラック・ライヴズ・マター(BLM)」運動がさまざまな都市で展開されているが、これに対抗する白人至上主義や右翼団体が武装して集結し、デモ隊と衝突する事件も相次いでいる。こうした集団はトランプの支持層でもある。 そこで討論会の司会者クリス・ウォレスはトランプに対し、白人至上主義団体や民兵集団による暴力を非難する気はあるかと質問した。バイデンも具体的に「プラウド・ボーイズ」という極右グループの名を挙げて詰め寄った。 するとトランプは「プラウド・ボーイズよ、身を引いて待機しておけ(Proud Boys, stand back and stand by)」と言ったのだ。さらに「誰かが(反ファシストの)アンティファと左翼をどうにかしないといけいない」と続けた。 平たく言えば、「左の奴らを封じ込めるために武器を手に取り準備しておけ」と言ったも同然。この暴力を煽るような発言は問題視され、特にリベラル系のメディアは糾弾している。 「民兵勢力に向かって『スタンバイしとけ』と言ったに等しい」と、極右の活動に詳しいハイディ・ベリッシュは「ワシントン・ポスト」紙に語り、危機感を募らせた。

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