興味のあるClubhouseのルームジャンルTOP3、3位友達や知り合いが話しているルーム、2位音楽、1位は?
巷で話題沸騰中の「Clubhouse」。同アプリの流行の実像に迫るべく、スマートフォン専用のリサーチプラットフォーム「LINEリサーチ」では定点観測的な調査を行っている。 第3回目となる今回の調査では、認知度、利用率調査はもちろん、「興味のあるルームジャンル」なども、全国15~59歳までの方を対象に聞いた。 認知は66%。前週より12ポイント増加するも上昇は緩やかに 今回調査では、認知は66%となり、第1回の19%、第2回の52%から引き続き拡大し続けている。ただし、第1回調査から第2回調査では1週間で33ポイント増と大きな増加だったのに対し、今回調査では12ポイント増にとどまり、上昇率はやや緩やかな傾向に。 また、年代別の認知率は、今回調査では30代以降でも6-7割に到達した。1週間前に実施した第2回調査では、10代、20代の認知の高さが特徴的だったが、今回調査では10代の認知は微増にとどまり、20代以降の年代での認知の高まりが顕著となった。特に、30代は20ポイント以上認知が増加する結果となっている。 利用経験率は6%。10代、20代では10%以上に 認知は増加が続いている中で、利用経験率※はどのようになっているのだろうか。 今回の利用経験率は6%となり、前回調査から2ポイント増加となった。前回の傾向と同様引き続き10代、20代の伸びが他の年代に比べると顕著で、10代では3ポイント増、20代では5ポイント増となり、20代がより伸張している結果となった。 ※ここでの利用経験は現在利用および過去利用経験、招待まちを含む なお今回、今は利用をやめているユーザーの割合も聴取した。 全体での利用中止者は1%。最も利用経験者の多い20代では、中止者も2%となった。 今後利用意向は25%で全体では変化なし 認知、利用共に拡大が続いている中、利用意向については大きな変化は見られなかった 今回調査で「使ってみたいと思う※1」割合は全体で25%と前回調査変わらず、「使ってみたいと思わない※2」の割合も55%と前回調査の54%とほぼ変わらぬ結果となった。 ※1「使ってみたいと思う」は、「ぜひ使ってみたいと思う」、「機会があれば使ってみたいと思う」の割合をまとめたもの。 ※2「使ってみたいと思わない」は、「あまり使ってみたいと思わない」、「まったく使ってみたいと思わない」の割合をまとめたもの。 全体では25%と利用意向者の割合に変化は見られなかったが、年代別にみてみると、10代、20代の利用意向者が減少し、30代の利用意向者が増加している結果となっている。特に10代は前回調査よりも6ポイントほど利用意向者の割合が減っている。 現在利用者の今後利用意向とその理由 それでは、現在の利用者に絞ると、どのくらいの人がこのサービスを引き続き使いたいと思っているのだろうか。まだ利用者数自体がそれほど大きくないため、傾向の参考値とはなるが、利用者の今後利用意向についてみてみよう。 Clubhouseを現在利用している人では、今後も「使いたいと思う※1」割合は68%と7割近くとなった。一方「使いたいと思わない※2」の割合は16%となっている。「どちらともいえない」も同様に16%だった。 ※1「使いたいと思う」は、「とても使いたいと思う」、「やや使いたいと思う」の割合をまとめたもの。 ※2「使いたいと思わない」は、「あまり使いたいと思わない」、「まった使いたいと思わない」の割合をまとめたもの。 それぞれ理由もみてみよう。 「使いたいと思う」人は、好きなアーティストや興味のある人の話を聞けることに楽しさを感じている人が多いようだ。また、スピーカーにはなりたくないけれど、聴くのは楽しいといった意見も見受けられた。 「使いたいと思わない」「どちらともいえない」人では、使い方が分からない、分かりづらいといった意見が多くみられた。ローカライズやガイドなどが充実することでこういったユーザーが再び使いたいと思う可能性はまだまだあるかもしれない。 【利用者でかつ今後もClubhouseを「使いたいと思う」人の意見】 ・好きなアーティストや著名人などが話してくれたとしたら、聞いているだけで楽しいから(20代/女性) ・自分が主体となって発信することはたぶんしないけど、自分の好きな人や知ってる人・興味のある人の話を聞くルーツとして使いたいと思います(10代/女性) ・現在使っており、聴き流しに色んなルームを聞くのは楽しいため。自分がスピーカーとなる気持ちはあまりありませんが。(30代/男性) ・日本だけじゃなく、世界の色んな話が聴けるから(40代/女性) 【利用者でかつ今後Clubhouseを「使いたいと思わない」「どちらともいえない」人の意見】 ・面白くない(20代/男性) ・時間がこうそくされる(30代/男性) ・使い方がよく分からない(20代/女性) ・今後の展開が不透明(20代/男性) ・英語でわかりにくい(20代/女性) 興味あるルームジャンル。Clubhouse認知者では「芸能人・有名人」、利用者では「知識・教養・教育」 Clubhouseのサービス認知が高まってきた第3回調査では、興味のあるルームジャンルについても聞いてみた。Clubhouse内で公開されているルームの中では、どのようなジャンルが関心を集めているのだろうか。 Clubhouse認知者のうち、興味のあるルームジャンルは「芸能人・有名人」が約26%ともっとも高くなった。以降、「音楽」、「友だち/知り合いが話しているルーム」と続く。4位以降も全体的にエンタメ、趣味のジャンルが多くランクインする結果となった。 一方、Clubhouse現在利用者にしぼってみてみると、興味のあるルームジャンルの傾向に少し違いが出てくる。もっとも興味が高かったジャンルは「知識・教養・教育」となっており、以降「音楽」、「芸能人・有名人」と続く。 また、8位に「ビジネス」、「政治」が入っており、自分の知識や教養を広げられるようなルームに興味を持って利用している人も多いことがうかがえる。 <調査概要> LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査 調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女 実施時期:第1回 2021年1月30日~1月31日 第2回 2021年2月6日~2月7日 第3回 2021年2月13日~2月14日 有効回収数:第1回 1054サンプル(人口比で性年代割付回収) 第2回 1053サンプル(人口比で性年代割付回収) 第3回 1052サンプル(人口比で性年代割付回収) ※各回フレッシュサンプルで実施 ※表/グラフ中の数字は小数点以下第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なる場合がある。 出典元:LINEリサーチ(LINE株式会社) https://www.linebiz.com/jp/service/line-research/ ※イメージやグラフなどの画像が削除されていない元記事は「@DIME」にてご覧になれます。 構成/こじへい
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