マイク・タイソン19年ぶり復帰戦は「脚本通り」 デラホーヤ氏が〝世紀の凡戦〟に言及
世界6階級制覇王者で1992年バルセロナ五輪金メダルのオスカー・デラホーヤ氏(51=米国)が元世界ヘビー級王者マイク・タイソン(58=米国)の19年ぶり復帰戦に言及した。 タイソンがユーチューバーのジェイク・ポール(27=米国)に判定負けとなった一戦。ボクシングの興行会社「ゴールデンボーイ・プロモーション」の最高経営責任者(CEO)も務めているデラホーヤ氏はポッドキャスト「サーズデー・クラップ・バック」で「もともとひどい試合だった。いま、この試合がいかに組織的だったかが話題になっている。私はこの試合は脚本通りで、タイソンは確実に抑えられていたと思う」と語った。 この一戦は動画配信大手「ネットフリックス」で中継され、視聴者数1億800万人。タイソンはファイトマネーとして2000万ドル(約30億8000万円)以上を受け取ったが、デラホーヤ氏は自身の経験から異常事態を見分けるのは簡単だったという。 また、スペイン紙「マルカ」はデラホーヤ氏の見解に同調し「この試合は誰もが期待していたような壮観なものとは程遠く、タイソンは58歳という年齢に深刻な影響を受け、一方のポールはボクシング界の伝説を甘やかして、相手に大きなダメージを与えようとせずに、試合を乗り切っただけだった」と伝えた。
東スポWEB