「グラチャンバレー」中田久美監督、岩坂、新鍋、荒木らの意気込み
石井優希「自分が頑張ることが誰かのためになる」
グラチャンで結果を出すことが次につながる、東京五輪につながると思っているので、(ワールドグランプリ香港大会やアジア選手権で)メンバーを外れていたからその分頑張ろうというよりも、自分のために頑張ることがチームのためになると考えて、どのプレーでも貢献していきたいです。どこの国も新体制で、新しいメンバーが入っていて情報がそんなに多くない中で戦うことになるので、考えてやることも必要ですが、そのときの本能で判断して。やるしかないです! サリナ(古賀)は膝の調子が上がってきていなかったですが、それでも選ばれると思っていたので(メンバーを)外れてびっくりしました。サリナの分もというのはリオ(五輪)のときと同じですが、それを重みに感じるのではなく、自分が頑張ることが絶対誰かのためになると考えて、前だけを向いて今を頑張りたいと思います。 リオのオリンピックが終わって、「東京オリンピックで頑張る」と決めたので、自分が必要とされている分頑張ろうと思いますし、自分のバレー人生のためにも頑張りたいと思います。
冨永こよみ「相手が嫌がるトス回しをしたい」
速いバレーに少しずつ慣れてきて、自分の思うように相手のブロックを振れたり、やりたいコンビが理想通りにできるケースが少しずつ増えてきたので、まだまだ足りない部分もありますが、いい展開をもっともっと増やしていけたらいいなと思います。久美さんからはディフェンスや大会を通しての過ごし方、トスについては使い方やトスを上げるまでの動作についてアドバイスしてもらっています。 全日本にいられるだけで満足だったところからステップアップして、ここで生き残るためにという気持ちに変わってきています。グラチャンでは相手の高さもそうですし、うまい選手がたくさんいるので、真っ向勝負をしてもなかなか難しいと思います。セッターとしてアタッカーが楽に打てるようなトス回し、相手が嫌がるトス回しをして、日本らしい勝ち方ができるようにしたいです。