「グラチャンバレー」中田久美監督、岩坂、新鍋、荒木らの意気込み
新鍋理沙「今までやってきたことをコートで発揮」
チームとして、アジア選手権で優勝したことは自信になったと思います。決勝の前に(アナリストの)新村(薫)さんが作ってくれたモチベーションビデオをみんなで見た後に、久美さんが「こんなに真剣にバレーボールと向き合ってやっているみんなは表彰台に上がる資格がある」と言ってくださって私も泣いてしまって……頑張ろうと思いました。やっていて楽しかったしワクワクしていました。 いいテンポで攻撃が決まることは増えてきていますが、試合の入りがよくないことが多いので、最初からチームの技術的な約束事が精度高くできたらいいと思います。グラチャンは今シーズンの最後の大会なので、今までやってきたことをコートで発揮できるように、チームとしても個人としてもいい準備をして試合に臨みたいと思います。レセプションアタックにこだわってやってきたので、テンポや1本目の質にこだわっていきたいと思います。
荒木絵里香「チームにとってプラスアルファの存在に」
またこのレベルの舞台で戦える喜びをすごく感じています。(アジア選手権前に合流するまで)コンディションを整える時間をいただきましたし、途中から呼んでいただいた意味、その役割を精一杯果たしていきたいと思います。ミドルから攻撃の拠点となって、ミドルブロッカーとしての得点力という部分はしっかり果たしていきたいと思いますし、この年齢で全日本にいるということはチームにとってプラスアルファの存在であるべきだと思っていますので、いろいろいい要素を出してやっていきたいです。 私も代表で初めてキャプテンをやったので、ナナ(岩坂名奈)の気持ちや不安は痛いほどよくわかるので、「周りを頼ることがすごく大事だから、みんなを巻き込んでチームを作っていく、自分ひとりで考えるのは限界があるし、自分がつぶれてしまうので、頼れるとこには頼れるだけ頼っていったほうがいいよ」という話をしました。自分が少しでもナナをサポートできたらいいなと感じています。 グラチャンバレーは3年後の(東京)五輪に向けてスタートの大会ですし、先にどんどんつながっていく大会なのでチームとしてしっかり基盤を作っていけるように、勝ちにこだわって全員で頑張りたいと思います。私も勝利に貢献できるように精いっぱい頑張りたいと思います。