同居の2歳女児に暴行加え窒息死させる、25歳男に懲役7年判決…大分地裁「危険で執拗」と非難
大分市の自宅で3月、同居する女性の2歳の娘の顔を腕などに押しつけて死なせたとして、傷害致死罪に問われた大分県宇佐市の無職井口翔太被告(25)の裁判員裁判の判決が13日、大分地裁であった。辛島靖崇裁判長は、求刑通り懲役7年を言い渡した。 【写真】大分地方裁判所
判決によると、井口被告は3月18日、当時住んでいた大分市内の自宅で、女児を抱え、右腕付近に顔を密着させるなどの暴行を加えて窒息死させた。
判決では、井口被告が女児の反抗的な態度に立腹し、日常的に暴力を振るっていたと指摘。事件当日も、女児がにらみつけるなどしたことに怒りを募らせて犯行に及んだとし、「危険で執拗な暴行で、犯意が一時的とは言えない」と非難した。